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2021年1月末、無事男の子を出産しました!

出産前、多くのママさんの出産レポートや体験談を見てきましたが、お産は本当に100人いれば100通り。

私も記録用に出産日のことを思い出しながら書いてみました。こんなお産もあるんだなくらいで読んでくだされば嬉しいです。

私も振り返りたい時に、この大事な日を思い出せるように…

出産予定日当日

いつも通り過ごした出産予定日。

ドンと構えてるつもりだったけど、結局ソワソワはしていたような気がします。

単なる目安ではあるものの、特別感のあったこの1日が終わりを迎えようとしていました。

いつも通りお風呂に入って、さあ寝ようという23時頃から強いお腹の痛みが頻繁に来るようになりました。

とにかく痛いので、痛みが来るかもというタイミングで膝立ちになって中途半端な正座のように座り(つま先を立ててかかとを上げた状態)、壁や床に手をついて下を向いて耐えていました。

23時過ぎにベッドに入り、痛みが来る度に陣痛アプリを起動して「陣痛きたかも」ボタンを押し、布団をはがしベッドの上で膝立ち。

痛みが治れば、アプリの「おさまったかも」ボタンを押して布団に入るの繰り返し。隣で寝ているハズバンは鬱陶しかったことでしょう。

痛みで汗が噴き出し、痛みが治る頃には汗だくになります。

枕元と涼みに行っていたトイレにハンドタオルを置いて、痛みが治る度に汗を拭いていました。

これが陣痛か!

午前1時が過ぎた時に数回来た痛みに耐え、汗だくの身体をクールダウンさせにトイレへ。

そうすると、ナプキンに500円玉くらいの出血がありました。

「おしるしにしては赤いな」と思い布団に戻りましたが、改めて陣痛アプリを見ると、10分〜15分間隔でアプリを起動してることが分かりました。

ただ単に「アプリを起動してボタン押して」の繰り返しだったので気づいていなかったのですが、ここで初めて「これは本陣痛かもしれない!」と思いました。

事前に助産師さんから、
・ピンク色やチョコレート色のおしるしは、様子を見てOK。
・昼用ナプキンいっぱいの出血が出てたら産院へ電話
・破水したら産院へ電話
・陣痛が始まった場合は、5分間隔の陣痛が1時間程続いたら産院へ電話
と言われていました。

陣痛の間隔がまだ10〜15分間隔ですが、出血が気になって産院へ連絡して聞いてみることに。

このタイミングでハズバンも起きてきました。

助産師さん「そのくらいの出血だったら大丈夫かな〜。陣痛は間隔がもっと短くなってから。初産婦さんやし、まだまだ時間かかると思うから様子見とこう。いちいち起きると体力奪われるし、ベッドに横になったまんまで痛みに耐えてくれたらいいから。」

電話中も陣痛らしきものが来て、助産師さんに呼吸を指導してもらいながら。

初産婦だとまずは12時間くらいは様子見ていた方がいいとも色んなとこで言われてたし、予定日前日の検診で「子宮口に指一本通らないくらい開いていない」と言われてたのもあり...

この時点で、この日の朝か午後に本格的な陣痛になるのかな〜とハズバンと話していました。

彼は朝8:30から仕事の予定がはいっていたので、一人で産院へ行けるように近くのタクシー会社の電話番号を電話帳に入れたり、荷物の確認や靴を出したり。

パジャマが汗だくになって冷えていたので、着替えたりしました。

とにかくベッドに入って体力温存だ!

と思い、ベッドの中で陣痛を待ちました。

陣痛からの破水

が、しかし...
陣痛か来て、起き上がらずに横になって耐えるのは相当辛く、起きてる方がマシだとリビングで耐えることにしました。

寒いので厚手のカーディガンを羽織り、床にクッションを敷いて膝立ちをし、1人用ソファを抱えるように痛みに耐えました。

ただ、この時からスマホを触ることができないくらい痛みが強くなり、ハズバンに「アプリ…押して!」「おさまったかも…」と伝えてアプリを操作してもらいました。

このやりとりを数回繰り返し、また陣痛に耐えてる時に何かが弾けるような感覚がありました。

私「破水したかも…」

「パチっ」「ちょろっ」という感じでした。

その痛みが収まってすぐにトイレへ行くと、先程より多めの出血がありました。

さっき産院へ電話したとこだし迷っていたら、ハズバンに産院へ電話するように怒られました。

出産後にこの時のことを聞くと、この出血を見て「胎盤剥離」が頭によぎったそうです。

出産前、雑誌や産院からの資料でもよく見る言葉です。ここでは省略します。

すぐに産院へ2回目の電話。

1回目の電話から40分後、午前2時を回ってました。

陣痛アプリを見ると、1回目の電話を終えた直後から2〜5分間隔で陣痛がきていました。

1回目の電話に出てくれた助産師さんが「あら、早いね」と驚きつつ、産院へ来るようにと言ってくれたので、ハズバンは車を取りに家を飛び出ました。

私は電話を終えた後も、トイレで数回の陣痛に耐えていました。

ついに分娩室へ

ハズバンが車をマンション前に止めて部屋まで迎えに来て、私は陣痛の合間に急いで階段を降りて車へ。

産院までは、夜中ということもあり2分で到着。

産院の2階にある分娩エリアへ行こうとするのですが、ここでまた陣痛と格闘。

痛みが治まって階段を駆け上がりました。

LDRと和室の陣痛室が1室ずつあるのですが、LDRに通されました。
※陣痛の始まりから、出産、出産後までを同じ部屋で過ごせる部屋

この日は私を入れて3人の分娩が重なったようで、既に和室の陣痛室にプレママさんが入っていて、部屋の外にその旦那さんと思われる人が荷物を運び込んでいました。

靴を脱ぎ服を着替えさせられベッドに上がり、GBSの点滴をつけられ、助産師さんによる内診が始まりました。
※GBS(B群溶血性連鎖球菌)検査が陽性でした

助産師さん「あぁ、子宮口全開やわ、もう産まれるよ〜」

へっ!?もう!?

陣痛が来るたびに引き続き痛みを逃したりしてたのですが、GBSの点滴が落ちたのを確認した後「イキんでいっていいよ〜」と言われてから、イキんでみました。

イキみ方がよく分からず、顔に力が入っていた私。

陣痛の合間に横についてくれた別の助産師さんにアドバイスをもらいながらイキみました。

「固いうんちを出すように」とのこと。

陣痛の合間は結構お喋りできるもんです。

「イキむ」ことが分かってからは、ベビが出てくるイメージをしながら押し出すようにイキみました。

ただ、助産師さんに「降りてきてるよ〜」「うまいうまい」と言われてるわりには、頭がまだ出ないか?と思うくらい時間がかかっていたような気がしました。

力がなかなか入らないのを見かねて、助産師さんから天井からぶら下がってる綱を持ってみるように促されました。

陣痛が来たら息吸って3回連続でイキんだりしてたのですが、なかなか最後まで力が持たず。

1時間くらい頭が出るか出ないかでイキんでいたかも。

体勢も変えてみようと、ベッドの上で膝立ちになってぶら下がった綱にしがみついてイキんだり、正面のハズバンにしがみついてイキんだり。

それでもベビの頭は出てこず、体力がなくなって仰向けに戻りたいと訴えました。

汗だくだし、口の中の水分はなくなるし...

その度にハズバンがタオルで顔の汗を拭いてくれたり、水を口に入れてくれたり。

分娩の間ずっとついててくれて、信頼できる人が横にいるって本当に心強いです。

朝早くから仕事があるのに、立ち会ってくれて感謝。

ベビとご対面!

仰向けに戻ってから数回イキんで、少しベビが降りてくると助産師さんから「頭触ってみる?」と聞いてくれたので、「触りたいです!」と陣痛の合間に手を伸ばしてみました。

ヌルッとした頭と髪の毛の感触がすぐそこに!

ハズバンは少し覗いて、「おお、フサフサやで!」と。笑

そして...
「もう先生呼ぶしね〜」と言われ、もうベビが出てくるのか!と期待しました。

助産師さん「(会陰)切開したら出そうやけど、切開なしでもうちょっと頑張ってみようか」

と言われたのですが、先生が到着してから30分くらいイキんでも出てこず。

助産師さん「裂けそうやし、次の陣痛でイキんで切開しますね〜」

と、先生がハサミか何かを持ち待っていました。

ついにこれが来たか!と。

ハズバンの方を見て、「切られる、怖い」とぼそっと言ったのを覚えています。

でも陣痛が来そうになるのが分かり、腹を決めて...

私「(陣痛が)来ます来ます…スー(深呼吸)…むぅぅぅーん(イキみ)!!」

ヌルッと出たのが分かりました!

助産師さん「はーい!産まれました〜〜!5時18分!(朝)」

と助産師さんがベビを抱き上げ、軽く羊水を拭いてすぐに私の胸へ置いてくれました。

カンガルーケアです。

ベビは大きな声で泣くのかと思いましたが、軽くホギャアと数回泣いただけでした。

ベビが出た瞬間ハズバンを見ると、眼鏡を取って涙を拭っていました。

私はと言うと…
ハズバン曰く、私も泣いていたようですが、やっと終わったという脱力の涙だったのかなと思います。

「胎盤見る?」と助産師さんに聞かれたので「見たいです!」と言うと、胎盤を見えるように持ち上げてくれました。

ギョッとするような見た目で、もろ内臓でした。

あんなリアルなナカミを見たのは初めてです。

会陰切開は切られたかどうかは分からず、痛かったのかも覚えてません。

でも、先生の縫合処置があったので、切られたんだなと分かりました。

胎盤を出すのと会陰切開の処置が結構痛いという噂も耳にしていましたが、特に痛みは感じませんでした。

その後、生まれたての息子を胸に抱いたまま3人でLDRでゆったり過ごしました。私の血圧を測られたり、汗を拭かれて着替えさせられたり、写真を撮ってもらったり。

7時になり、ハズバンは仕事のため家へ戻り、私は車椅子で病室へ。

ベビは体重や身長の計測で、一旦ナースステーションへ連れて行かれました。

入院生活の始まり

ここから4泊5日の産院生活が始まりました。

私がお世話になったのは、母子同室・母乳推進の産院です。

病室に入って、会陰切開の部分に違和感はありましたが、椅子にゆっくり座れば痛みもそこまでではなく、すぐにスタスタ歩くことができました。

朝8時に出された朝ご飯をモリモリ食べて、意外と元気な自分に逞しさを感じましたよ。

こちらの産院のご飯は美味しいと評判で、毎食ボリューミーでバリエーション豊かでした。

三食の他、おやつや夜食もついていました。

たっぷりご飯を食べても授乳でお腹が空くので、しっかりご飯を食べられます。

お楽しみは、入院4日目のお昼に出されたお祝い膳。

とても豪華でした!

家から近いってだけで決めた産院ですが、とてもアットホームで助産師さんもたくさんいらっしゃり、皆さん明るいしアドバイスを色々もらって心強かったです。

ベビを取り上げてくれた助産師さんにはとても感謝していますし、横についていてくれた肝っ玉助産師さんも入院中は色んな不安を解消してくれたり、楽しくおしゃべりしてくださったり。

その助産師さんからは、個別でオムツをプレゼントしてくれました。

先生は男性の先生お一人で、あっさりさっぱりされていますが(笑)聞けば色々教えてもらえます。

産院は公表しませんが、恐らく口コミ等でたどり着くのでは。

出産予定日前日の検診では、子宮口に指一本入らなかった私。

促進剤を使ってのお産も…と言われ、不安に思っていましたが、ほぼ予定日通りに出産できて良かったです。

分娩時間は3時間40分。ベビは2960gでした。

高齢出産で初産、おまけに痛みに弱いという私でしたが、終わってみれば意外と産めるもんだなと。

痛みに関しては分娩よりも陣痛に耐えた時間が辛かったですし、分娩はイキみで体力が消耗しバテバテでした。

とはいえ、分娩時間が短かったのは直前2週間のしっかりした運動も良かったのかもしれません。

YouTubeで整体師さんや助産師さんの動画を見て、セルフケアしたり対策したのも良かったのかも。

最終的に、妊娠で増えた体重は8kg。

お産で4kg減っていたので、母乳育児と日々の生活にお散歩をプラスして戻して行けたらいいなと思います。

無事退院し、母子共に健康です。

夜泣きに参って精神的に辛い日もありますが、近くに住む母やハズバンに助けられています。

先日、退院したばかりなのに授乳と夜泣きに参って、松山市の産後ケア制度を早速利用しました。

辛い日もあるけど、待望の可愛い我が子。

夫婦2人で楽しく育てられるように、パパとママは頑張ります!

Fin.

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