ピークパフォーマンスコース
アチーブメント株式会社の「頂点の道」講座、ピークパフォーマンスコースの体験談です。
ダイナミックアドバンスコースを受講した翌月に、またまたATC(アチーブメントテクノロジーコース)を再受講。
そしてそのATC再受講を終えて2018年の年明けに、ピークパフォーマンスコースを受講してきました。
こちらも3日間の宿泊・食事付きの日程で、関東での開催のみ。
私が受けた時は、神奈川県にある大磯プリンスホテルが会場でした。
ちなみに部屋は2人部屋です。
1日目:13:30~
2日目:8:30~ ←
3日目:8:30~16:30
2日目、「8:30~」と終わりが明記されてないでしょ?
ええ、終わりがないんですよ。
徹夜組続出で、私もほぼ徹夜でした。
朝方1時間ほど寝ましたが。
内容もハードですが、それ以外に私が苦戦したこともお話しましょう。
ピークパフォーマンスコースは、頂点の道講座の最終段階です。
選択理論の理解を深め、仲間と分かち合い、プレゼンテーション力向上させる3日間。
メイン講師は、アチーブメント株式会社の青木社長(当時)です。
スタンダードコースを受けていない私にとっては、青木社長を生で見るのは2回目でした。
ビジネスプロデュース3ヶ月コース
京都から大磯まで
1日目は、神奈川県にある会場、大磯プリンスホテルに13時に集合。
午前9時前の京都駅発の新幹線に乗り込みました。
熱海で乗り換え、JR大磯駅に12時過ぎに到着。
駅からホテルへのバスが出ていましたので、それに乗り込みました。
関東開催なだけにバスの中で顔見知りの人はいませんでしたが、ホテルに着くとアドバンスコースで一緒だった仲間に何人か会いました。
久々の再会と、顔見知りがいたことでホッとしました。
プレゼン三昧
広くて天井の高いホールに入り、最初は好きな席についてもいいとのことでした。
分厚いテキストがテーブルに置いてあり、私はアドバンスで一緒だった人と一緒のグループの席に座りました。
受講者は、100人程いたでしょうか。
4人テーブルが5列×5列くらいあったような。
最初は青木社長のお話で始まり座学、そしてグループ内でペアを組んでプレゼンしたり。
2日目も、いろんなテーマでプレゼンです。
そして、3日目は正装してのプレゼンがあります。
そのプレゼンに向けて、2日目の夜に徹夜して準備する人もいるのです。
私は、直前のATCで一緒だった大阪の女性と同じ部屋でした。
私より少し年上の、同じ美容系の仕事をしている方でした。
ただ彼女はその当時仕事をしておらず、恋人の飲食店でアルバイトをしているとのことで、あまり話が合わず彼女の身の上話や恋愛話を聞かされたり。
正直、私にとってはどうでもいい話ばかりでした。
なので、この3日間は適度な距離感で彼女と過ごしました。
終わりのない2日目の夜、私自身のプレゼンの準備を夜中までしていたのですが、同室の彼女は私に助けを求めてきました。
信頼しきれていない仲間でも、何かの縁で同室になった仲間。
そして、ここはアチーブ。仲間を見捨てることはできません。
とにかく自分のプレゼン準備もあるので、時間を決めてなんとか自分の分を終わらせ、彼女のプレゼン準備を手伝いました。
結局寝たのは、夜中3時頃に1時間程でした。
すぐ起きて、朝食までまたプレゼンの準備。言わずもがな、目の下にはクマ。
朝食の後は講義を受けて、昼から正装に着替えて最終プレゼンの始まりです。
みなさんスーツを着ていましたが、私はスーツを持っていなかったので、私服の綺麗めのライトグレーのジャケットにダークグレーのニットスカートを合わせて挑みました。
プレゼンは3回、3つのテーマでそれぞれ席替えを行いました。
選択理論と自分の体験を結びつけたプレゼンです。
結果としては、1回目と3回目のプレゼンはうまくいったのですが、2回目のテーマはなかなか話が出てこず失敗。
それでも、なんとか終了することができました。
人前で話すことの抵抗感が抜け、プレゼンとは縁遠い生活をしているので、いい経験ができたと思っています。
コースの体験談はここまで。
最終のピークパフォーマンスコースで一番苦戦したのは、次のステップへの勧誘です。
それをお話したいと思います。
JPSA(日本プロスピーカー協会)
「頂点の道」講座を全て受けた人たち、ピークパフォーマンスコース(以下ピーク)まで受けた人は、これで終わりではありません。
その先のJPSA(一般財団法人日本プロスピーカー協会)に入ることを勧められます。
ピークで培ったプレゼンレベルに更に磨きをかけ、アチーブが推奨する選択理論をみんなで世に広めていく「プロスピーカー」になろうというものです。
このプロスピーカーにはランクがあり、ランクアップのためにはそれぞれJPSA指定の認定講座の修了と認定試験の合格が必要です。
JPSAの入会条件は、こちら。
ピーク1日目の1回目の休憩の前に、ピークを受けた後の流れを説明されます。
「是非、JPSAに入って立派なプロスピーカーになりましょう!」
といわれるのです。
会場の後方には、JPSAの申込み受付のテーブルが並んでいます。
その説明が終わり休憩に入った瞬間、参加者の半分以上が申し込み受付まで走り並び始めました。
みんな「その先」へ行く気満々なのです。
私はダイナミックアドバンスコースで自分の想いを確認して考えた結果、アチーブを離れたいと思っていました。
正直、迷ってもいませんでした。
私は、JPSAには入らない。
ピークは受けたかったので参加しましたが、「JPSAに入らない」という強い意思は持っていました。
それは、なぜか。
簡単です。
プロスピーカーになることを求めてないから。
私は何かを変えたくてアチーブの「頂点の道」講座を受けました。
確かに、考えも変わりました。
選択理論を深く理解したわけではありませんが、納得しましたし、否定しません。
でもプロスピーカーになって、この理論を周りに広めて仲間を増やすことはしたくないと思いました。
このアチーブの講座で学んだ「人を変えることはできない、だから自分が変わろう」という考えと、「人を変えられるスピーカーになる(を育てる)」というアチーブの目的。
もちろん、心動かされるプレゼンをした人はたくさんいましたし、頑張ればいろんな人を変えられるのかもしれない。
でも私は、周りの人を巻き込みたくないと思いました。
私は私、彼らは彼らなのです。
そして私は、自由に楽しく生きたい。
ただそれだけなので、やりたいと思わないことを、これ以上アチーブを続ける必要はないと考えていました。
でも、アチーブの勧誘からは逃れられないかも...と不安に思ってもいました。
1日目、JPSAに入会しなかったら...
ピーク1日目、私がJPSAの申し込みをしなかったことで、何が起きたと思いますか?
その日の夕方以降、話したことのないアチーブの社員さんがずっと私についていました。
最初は
社員「ピークどうですか?」
社員「どんなこと学びましたか?」
の質問が続きました。
ある程度会話した後、顔を合わす度に会話をし、3回目くらいの会話の中で
社員「JPSA入りません?」
その質問が出る度に、私は
私「そこまで求めてないんです」
を何度も繰り返しました。
また、講義で青木社長が登壇する度に、
青木社長「みなさん、JPSAには入りましたか?コースを受けられている9割の方は入られたようですが、まだ入ってない方は、是非JPSAに入りましょう」
と繰り返します。
私の他にも入ってない人がいるんだ、と思いました。
最終日の正装プレゼンの3回目の席替えで、私と同じ席になった女性がJPSAの申し込みを済ませていないことを知りました。
詳細は聞きませんでした。
というか、その人にも別のアチーブ社員さんがずっとついていて、聞けませんでした。
その人は結構気が強く、「入る気ないんで!」と、バッサリ切り捨てていました。
最終日のプレゼンが終わり、コースも終わった後、すかさずアチーブの社員が私のところに。
社員「JPSAに入りましょうよ」
やっと終わったと思いきや、まだ来る?と、帰るに帰れない状況に。
この後、母と合流し、静岡にいる弟家族に会いに行く予定があったのです。
私は何度「求めていない」を繰り返したでしょうか。
その社員から特に心動かされる話をされたわけでもないし、「JPSAに入ればそれでいいんだよ」的な感じも伝わってきました。
もう「JPSAに入るしかないのかも...」という絶望感が、「JPSAに入らない!」と決めた心を覆いかけていました。
涙が武器だと思っていませんが、最終的には涙が溢れ出て、泣きながら
私「私は本当にJPSAに入ることを求めていないんです」
と伝えました。
そして、なぜか「ごめんなさい」と口から出ました。
今思うと、なんで私が謝らなきゃとも思いますが、彼らも仕事なのです。
でも私は求めていない。
「JPSA入ってから決めてもいいんですよ」とも言われましたが、私はアチーブ1年間で使ったお金を次からは違うことに使いたかった。
もうアチーブで十分でした。
涙で声も出なくなり、さすがにアチーブ社員さんもそこで引いてくれました。
青木社長と写真を撮りたい人が行列を作っている中、私はアドバンスで一緒だった人や同室だった彼女に軽く挨拶して、そそくさと大磯プリンスホテルを後に。
青木社長のカリスマ性はわかりましたが、彼に憧れることもないし、近づきたいとも思いませんでした。
大磯駅から静岡行きの電車に乗り込むと、やっと「自由」を取り戻し、ホッと一息。
その後、無事に母と合流し、弟家族の元に行きました。
無事、生まれたての姪っ子にも会えた。
JPSAに入った人の話
アチーブで出会い、私のサロンのお客様となってくださった方がいます。
私より少し年齢が若くて、会社員でアチーブを受講していました。
彼女はピークを受けて、「アシスタントに入りたい」とのことで、JPSAに入ったそうです。
スタンダードコース、ATC、ダイナミックコース、ダイナミックアドバンスコースには、毎回「アシスタント」さんがいます。
JPSAに入る方の中には、プロスピーカーを目指す人はもちろんいますが、この「アシスタント」になりたいという方も多くいらっしゃいます。
彼女もそうだったようです。
2019年の秋頃、彼女に「JPSAはどう?」と聞くと、彼女はJPSAに入って約1年で退会した模様。
アシスタントとして講座をサポートするのは良かったそうですが、毎月の月会費やプロスピーカーになるための講座の受講を勧められたりと、かなり辛かったとのこと。
JPSAに入っても、退会する方は結構いらっしゃると聞きました。
彼女はJPSAを退会しましたが、アチーブには関わっていて、朝会もたまに出席したり、程よくお付き合いしているそうです。
何事も無理なくするのがいいですね。
辛くても、やり遂げることは大事ですが、自分にとって大切なものは一体何なのか。
そこを考えれば、自分自身の行動に自信を持てると思います。
「頂点の道」講座を受けた後の話は、こちら。