宵山期間
7月いっぱいは祇園祭ムードの京都。
あちらこちらからお囃子の練習が聞こえたり、お店や商店街のBGMがお囃子だったり。
特に盛り上がる前祭(さきまつり)の宵山期間。
14日...宵々々山
15日...宵々山
16日...宵山
17日...山鉾巡行
15日・16日の夕方からは、四条通り・烏丸通り中心部が歩行者天国となり、通りに多くの屋台が出てきます。
今年私たちは、大混雑を回避するため、14日の宵々々山の祇園祭を楽しみました。
長刀鉾
お家で浴衣に着替えて、準備完了。
御池から東洞院通りを下がって行きます。
四条烏丸の東にある(四条通東洞院西入)、一番人気といっても過言ではない長刀鉾(なぎなたほこ)。
ちまきを求めて朝から多くの人が行列を作ります。
最近では、1000円のちまきをメルカリで2〜3倍にして転売するという、天罰モン行為をする輩がいるそうで。
とは言っても、流れ作業で販売するため、いちいち購入理由を聞いてらんないわよね。
鉾先に大きな長刀が付いている長刀鉾。
確か、長刀は男性しか鉾には登れないはず。
鉾の横は大混雑で通れないので、私たちは南側からパシャり。
前掛けのペルシャ絨毯が雨避けのシートで覆われているから、ちょい残念。
函谷鉾
四条烏丸を西に行って(四条通烏丸西入)、すぐに函谷鉾(かんこほこ)。
こちらも比較的大きな鉾で、大通りで目立つので人気です。
ちまきを買うと、男女問わず上に登れます。
菊水鉾
四条通りから室町通りを北に上がると(室町通四条上る)、一通の狭い通りを埋める大きな鉾・菊水鉾(きくすいほこ)。
こちらの鉾は、狭い通りにあるにも関わらず、人気。
装飾が立派な鉾は、おのずと人気になります。
私も数年前は、毎年ちまきを買って鉾の上に登っていました。
こちらはお茶会もあるので、そちらも多くの人で賑わっていますよ。
山伏山
菊水を通り過ぎて、室町通りをさらに上がります。
錦小路通りを上がると(室町通蛸薬師下る)、山伏山(やまふしやま)があります。
こちらは小さめの山ですが、こちらで写真を撮るなら、この御神体。
2階に人がいるでしょ?あ、御神体です。
こちらでは、茅(ちえ)の輪くぐりといって、建物の奥にある茅の輪をくぐってお参りすることができます。
無料ですので、是非参りましょう。
茅の輪の前に、立派な織物があります。
下の織物は江戸時代のもの、上の織物は平成に織られたものだそう。
さあ、くぐってお参り。
無病息災だそうですよ。
霰天神山
さて、山伏山からちょいとUターンして、錦小路通りを西へ(錦小路通室町西入)。
そすると、昨日のしみだれ豚まんのある霰天神山(あられてんじんやま)。
豚まん、美味しかった〜
放下鉾
さて、どんどん通り過ぎて行きましょう。
霰天神山を通り過ぎて、錦小路通りから新町を下がります(新町通四条下る)。
こちらは放下鉾(ほうかほこ)。
こちらもペルシャ絨毯が立派。
四条傘鉾
四条通りに出て西へ行きますと(四条通西洞院東入)、郭巨山(かっきょやま)があるはずなんですが、写真に収められておりませんでした。
西洞院通りを北に上がると(西洞院通四条上る)、カマキリさんがいる蟷螂山(とうろうやま)もあります。
西洞院を北には上がらず、西へ進むとすぐに(四条通西洞院西入)、四条傘鉾(しじょうかさほこ)。
小さい鉾です。
彼が住んでいた町です。
主人がお世話になりました。
芦刈山
四条傘鉾を通りすぎて、油小路通りへ。
綾小路通りの東を見ると(綾小路通西洞院西入)、芦刈山(あしかりやま)。
雨が降ってきて、下駄が滑る滑る。
油天神山
綾小路通りを下がったところにある(油小路通綾小路下る)、油天神山(あぶらてんじんやま)。
なかなか来ることない通りです。
太子山
油天神山から、油小路通りをさらに下がると(油小路通仏光寺下る)、太子山(たいしやま)。
聖徳太子さんを祀っているので、この名前がついています。
木賊山
油小路通りから仏光寺通りを東に行くと(仏光寺通西洞院西入)、木賊山(とくさやま)。
こちらも小さめの山。
岩戸山
前編の最後は、こちらの山で締めましょう。
仏光寺通りを東へ歩き、新町通りに出ました(新町通仏光寺下る)。
岩戸山(いわとやま)です。
こちらは、なかなか大きな山ですぞ。
この近くにできた新しいホテルのロビーがガラス張りでおしゃれ。
外国人観光客や浴衣を着た日本人が、バーカウンターから鉾を眺めたり。
みんな祇園祭をそれぞれ楽しんでいるようです。
私たちはまだまだ歩きます。
後編に続く。