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私が壊れた日

息子を出産して、もうすぐで1ヶ月を迎えようとしています。
色んな表情を見せてくれる我が子を愛おしく思う一方で、夜中の授乳や激しいギャン泣きに精神的に参ることも。

出産して5日間の入院を経て退院。
自宅での育児になって2日で、私は夜中に激しく泣いている我が子に嫌気がさし、育児を放棄してしまいました。激しい夜泣きでハズバンも起きてきて、私の異常を察し産院に電話するように言われたのですが、一通り学んだ対策の他に何を聞くのかと拒否していました。

しかし、ギャン泣きの息子に「泣きたいのはこっちだ!」と叫んで涙が溢れてきたところで、ハズバンが産院へ連絡。私がこれではダメだと電話を代わり、電話に出てくださった助産師さんはたまたま息子を取り上げてくれた助産師さんでした。ギャン泣きする息子の横で、おっぱいを咥えてくれない息子の様子を話し、自分がしんどくなってしまった旨を話しました。息子が泣いていたので数分に留めて、「色々やってみて寝かしつけます」と電話を切りました。その後、落ち着きましたが、その日は寝不足でした。

助産師さんから産後ケアの提案

朝を迎え午前中、産院から電話がありました。
夜中に話した助産師さんが心配してくれて、別の助産師さんに様子を聞くように伝えてくれたようです。色々話しているうちに涙が溢れてきて、泣きながら話していました。

その助産師さんに、
「辛いなら、市の制度で産後ケアっていうのがあるし、使ってみる?市に届出ないといけないから、普通やったら時間かかるんやけど...産院の方が今日の受入れでも大丈夫だからって伝えてくれたら、対応してくれるかもしれんし。」

松山市産後ケア事業
松山市に住民登録がある出産後4か月未満のお母さんと赤ちゃんで、産後の体調不良や育児不安があり、家族等から、家事や育児など十分な援助を受けられない方
*ただし、医療行為が必要な方は利用できません。

ケアの内容
お母さんと赤ちゃんの体調に合わせて、助産院等で次のサービスが受けられます。
・お母さんと赤ちゃんの体調管理
・お母さんの乳房ケアを含む授乳の指導
・赤ちゃんの発育、発達のチェック
・育児に関する具体的な指導や相談  など

ケアの種類
(種類、課税・非課税・生活保護世帯によって自己負担金が変わります)

「宿泊型」は、原則10時から翌日10時の利用を1回とし、3食の食事を提供します。
「通所型」は、原則10時から18時まで利用を1回とし、昼食を提供します。
「訪問型」は、原則10時から17時までの間に2~3時間程度の利用を1回とします。

利用回数
7回まで利用可能

市の産後ケア制度は、産院の掲示板に貼ってあったり、妊娠時にもらった資料の中にもあったので、目を通してはいました。でも、自分が使うことはないだろうな...と思っていたものです。

その助産師さんが、保健所の電話番号を教えてくれて、早速電話してみました。松山市保健所 健康づくり推進課 妊娠・出産支援担当(089-911-1821)です。

電話すると、ちょうど産後ケア担当の方がお昼からの出勤だということで、電話に出てくださった方にお伝えしてもらいました。

そして昼食時、再び息子がギャン泣き。手を尽くしましたが、お手上げでした。
ハズバンに「もう無理」とLINEを送って、しばらく息子と格闘しましたが、ついに私が壊れてしまい大泣き。LINEを見たハズバンから電話があり、大泣きする私の異常を感じ、会社から飛んで帰ってきました。

ちょうどその頃に産後ケア担当の方からの電話がありましたが、泣いている私は出れず、ハズバンに出てもらいました。やっと息子を落ち着かせ、寝不足だった私は倒れるように眠りにつきました。

私が寝ている間に、ハズバンが産後ケア担当の方や産院の助産師さんとやりとりを続けてくれていました。後から聞いたところ、産後ケア担当の方と助産師さんの間でも、やりとりをしてくださっていたようです。

松山市役所のホームページから、産後ケアの申請書をダウンロードできます。
私が眠っている間に、ハズバンが記入してくれました。この日に産院に産後ケアで入院する手続きをしてくれるとのことで、これも私が眠っている間に、産後ケア担当の方が自宅まで来てくれて、申請書を取りに来てくださいました。

その後、ハズバンが荷物の準備もしてくれて、私はその日の16時から産院に産後ケアで入院しました。

利用の流れ

本来ならば、利用希望の7日前までに松山市すくすく・サポート(市役所、保健所、南部、北条、中島)で申請します。

申請後、産後ケア事業の利用が認められると、「松山市産後ケア事業利用決定通知書」が届きます。その通知書が届いたら、事前に利用施設に連絡し、持ち物等の確認。

そして利用後に、直接、利用施設に自己負担金を支払います。

再びお世話になりました

16時に産院に入り、部屋に案内されました。
部屋に入ってすぐに、息子を預かってもらい、私はゆっくり休ませてもらいました。寝入るまでハズバンがそばにいてくれて、起きた時にはティッシュペーパーの置き手紙がありました。

ゆっくり寝ることができましたが、なぜか涙が溢れ続けました。育児から少し解放されたからなのか、息子が近くにいなかったからなのか、自分が不甲斐なかったからなのか。それは夕食時でも続きました。

夕食後、助産師さんが息子を連れてきてくれて、授乳指導をしてくださいました。ハズバンも再度面会に来てくれて見学。

出産して1週間検診の際、息子の体重があまり増えていなかったので、母乳にプラスしてミルクを与えるようにとのアドバイスをもらっていました。母乳はしっかり飲むのですが、ミルクは一切受け付けてくれませんでした。

ただ母乳がしっかり出ているので、ミルクは無理して与えずに、母乳のみでOKとのことでホッ。(もう少し大きくなってから、パパやグランマに預けられるようにミルクを与えていこうかなと画策中)

授乳指導をしてくれた助産師さんは、ママ教室や出産後の入院でもよく顔を合わせていた方で、1週間検診の時も声をかけてくださっていました。

「まさか産後ケアでお世話になるなんて、すみません...」と話すと、
「このコロナ禍で産後うつが増えてるし、赤ちゃんに手を上げたり、完全に壊れたりする前に来てくれて良かったよ」と言ってくださり、私としてはとても救われました。

でも「恥ずかしいことではない」と言ってくださっても、「できない母親」のレッテルを自分に貼ってしまいそうになります。

授乳の際、息子はおっぱいを咥えようとするのに、私の身体を手で押したり、胸をバンバン叩いたりします。嫌がってるように見えていたので、頭を押し付けて飲ませようとするのに罪悪感を感じていました。

ただ、これはおっぱいを探している仕草だということが分かりました。それが分かってからは、息子が一生懸命飲みやすい位置を探しているのが、可愛くて面白くて。今でもおっぱいを上手く咥えるまでに時間がかかる時もありますが、私の気持ちに余裕ができたように思います。

私は産後ケアの宿泊型を利用し、宿泊型は24時間なので、翌日の16時までの利用となりました。3食がついているので、夕食、翌日の朝食・昼食もいただきました。本来ならば、10時から翌日の10時まで、昼食・夕食・朝食付きです。

7泊まで利用可能とのことで何日か宿泊するのも可能だったのですが、1泊なのに私は少しホームシックになり、結局1泊で退院しました。息子が4ヶ月になるまで、分けて利用することも可能なので、辛い時に利用させてもらうことにしました。

1泊の産後ケアでは、助産師さんのカウンセリングが何度かあったり、退院前にストレスケアという身体の歪みを見ながらストレス指数を測る時間があったり。このストレスケアで、自分のストレス指数が注意レベルであったのですが、1泊の産後ケアがなかったら落ちるとこまで落ちていた可能性があったことが分かりました。

1泊の利用でしたが、再度助産師さんたちのサポートを受けて助けてもらいました。退院時には、分娩時にお世話になり夜中の電話に出てくださった助産師さんに会うこともできて、何度もお礼を言いました。産後ケアの提案をするように言ってくださったのもこの助産師さんでした。

育児に悩むママに

松山市の産後ケア事業は、始まったばかりだそうです。
私の申請書の承認番号が、かなり浅い番号だったので、まだ利用者が少ないことが分かります。

市の補助があるとはいえ、自己負担金があったり、申請から利用までに時間がかかるというのもあったり、産後ケアをしている施設が少なかったり...気軽に利用するのが難しいのもあるかもしれません。

私の場合、ハズバンの理解もあり「また利用すればいい」と言ってくれていますが...
「今、産後ケア使いたい〜」と思う時があるのですが、いざ申請書を目の前にすると「今は大丈夫だしなあ」と思い結局2回目はまだ利用していません。

ただ1泊の利用でも、心身の休息や助産師さんのアドバイスや授乳指導があり、自己負担金以上のケアが受けられたと思います。

退院時や体重チェックに行った時、助産師さんから「せっかくの制度なんだから、無理せずどんどん利用したらいいし、いつでもおいで」と言ってくださいました。「ベビーから少し離れたい」「美味しいご飯食べて、ゆっくり寝たい」、そんなのでも利用して大丈夫なのです。

これからもっと気軽に産後ケアを受けられるようになるかもしれません。ぜひ、育児に悩んでいるママにこの制度を知ってもらい、利用してみて欲しいなと思います。

 

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