厳島神社
美味しいあなごめしをいただきまして、いい天気の中、厳島神社へ。
ふじたやさんから、厳島神社の入口まで歩きます。
いい天気だし、風情あるし、気持ちいいお散歩です。
世界遺産の五重塔は、いろんな角度から見えます。
青空と、神社や塔の朱色、松などの緑色のコントラストも美しい。
厳島神社の参拝入口にやってきましたら、外国人観光客率がグッと上がりましたよ。
みんな知ってるんだなあと、思いながら入場券を購入。
本来ならば、この立派な大鳥居が見えるはずなのですが...今回は残念ながら改修工事中。
さて、中に入りましょう。
左手には、世界文化遺産の看板もありました。
朱塗りの廻廊が、目にも鮮やかです。
この午後の時間は干潮でしたので、潮は完全に引いています。
潮の満ち引きを楽しめる観光地は、魅力的ですよね。
こちらは、干潮時に見られる卒塔婆石(そとばいし)。
島流しにあった平康頼が、1000本の卒都婆に歌を書いて、流したうちの1本がこちらに流れ着いたという言い伝え。
ここかも五重塔を眺めることができます。
御本社にお参りの前に火焼前(ひたさき)の方へ。
そこから参拝入口すぐにある最初の摂社、客(まとうど)神社と五重塔。
本当なら、この国宝の火焼前と、大鳥居を照明に望む絶景スポットのはずですが...
なんども言いますが、今は大鳥居の工事中です。
さて、御本社の方へ行きましょう。
手前には高舞台。
海に面した舞台は、平清盛が伝えた舞楽(中国・インドから伝来した舞)が今もここで奉演されるそう。
これらも、もちろん国宝です。
御本社で心静かに参拝し、おみくじを引いてみることに。
ハズバンは「向吉」とまずまず。
私はというと...
まさかの「凶」でっせ。
そしてなぜか全部の文章が、ひらがな。
早く手放そうと、そそくさと結びました。
東廻廊よりも長い西廻廊を歩くと、能舞台もあります。
こちらの能舞台は、再建されたものですが、それでも1680年の再建で重要文化財に指定されてます。
そして、一際目を引く反橋(そりばし)。
天皇さんの勅使のみが渡ることができた橋で、もちろん現在は渡れないように封鎖されてました。
満潮で潮が満ちてる時も、美しいでしょうね。
改修中の大鳥居
さて、西廻廊を抜けると出口に出ましたので、お次は大鳥居に近づきましょう。
満潮の時には絶対入れませんが、干潮時は自由に下に降りることができます。
ところどころ、水溜まりになってるので、スニーカーがマストですよ。
そしてヤドカリがたっくさんいますので、できるだけ踏まないように意識したげて。
2019年6月から工事に入った大鳥居。
大鳥居の屋根の葺き替え、塗装、修理で大規模な工事が行われています。
工事完了は未定。
この時点で足場が出来上がっている感じですね。
全国的に珍しい海上に立つ大鳥居。
この大鳥居は明治8(1875)年に建て替えられて、平安時代から数えて8台目だそう。
木造で、これ、地面に埋められてるんじゃなくて、鳥居の重さだけで立ってる。
スケールはビッグサイズ、工事のために魅力は半減。
仕方がないけど、魅力的な景色が十分それを補填してくれました。
干潮時でも潮の通り道に海水が残っているので、飛び石を利用して渡ります。
鴨川の飛び石より渡りやすい。
満潮時の景色もきっと美しいのでしょう。
いろんな顔を見せてくれる神秘的な場所に、日本人だけでなく外国人観光客の方々も満足したはず。
また後世に美しい姿を残すためにも、工事が必要なんです。
また朱色の大鳥居にお目にかかりたいものです。
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